これ、昨日もらったんだけど私にはちょっと似合わない色だから日野ちゃんにあげるわ」

天羽ちゃんが私に渡してくれたのは1本の口紅。

「試供品なんだけど普通サイズの一回り小さいだけでパッケージとかは同じなんだよ。ここのって人気あるから結構レ
アなんだ」

キャップをとって回してみる。

出てきたルージュは綺麗なローズ色・・・

「この口紅のキャッチフレーズが素敵なんだよ・・・・ あのね・・」





=First Rouge = Len T. × Kahoko H.





「綺麗な色〜」

リップというものは唇がかさつく時になんかつけたりする事もある。

それも色は付かないメンソール系のすーっとするやつ。

キャップをはずしてはルージュを出して見惚れてる。

つけるには少し気恥ずかしい・・

これは私にとって初めての口紅だから。

ピンクより少し赤みかかったローズ・・ 

少し手の甲に色をのせてみる。

「わぁ・・キラキラ光るんだぁ」

手の甲に光るルージュの色が少し大人な気分にさせてくれる。



「すまない、少し待たせてしまった」

今日は蓮くんと一緒に練習をする約束をしていた。

ルージュに釘付けで何の言葉も返してこない私を不思議に思ったのか、蓮くんが私の名前を呼ぶ。

「香穂子、どうした?」

「あぁ ごめん。 ずっと呼んでた?」

「いや、それよりどうした? 体の調子が悪いのか?」

座っている私を心配そうに見下ろす蓮くんに慌てて否定する。

「ち、違うの! これに見惚れてて」

私の手のひらに乗ってる口紅を蓮くんに見せる。

「これね、天羽ちゃんにもらったの。初めての口紅だからなんだか嬉しくって」

蓮くんは私の手のひらから口紅を取りキャップと取ってルージュを出す。

「つけてみないのか?」

「いやぁ ちょっと恥かしいし・・」


すっと蓮くんの手が伸びてきて私の顎を上に向けられる。

「え?」

「黙って」

蓮くんのルージュをもった綺麗な手が私の唇の上をなぞる。

何をされてるかなんてもう考えられない・・・・

ただただ、私の唇を捉える蓮くんの綺麗な瞳を見つめるくらいで。

「綺麗な色だな。 香穂子は色が白いからこの色がとても映える。 似合ってる。」


でも、制服には少し派手だ・・

そう言って、今度は蓮くんの唇が落ちてきた。

何度も、何度も降ってくる優しい唇に意識が遠くなりそうな感じがして・・

解放された時には私の唇からはローズは綺麗に消えていた。

私は何かの夢を見ていたかのように・・ふと我に戻る。

私は真っ赤になって心臓がドキドキしてるのに蓮くんは普段とあまり変わりがない。

そんな蓮くんに悔しくて、少しでも動揺させたくて・・・・

「今度は蓮くんの唇が赤く染まってるよ」

その一言でかーっと真っ赤になって自分の唇を手の甲でをゴシゴシとぬぐってる蓮くんを見てたら笑えてきた。

「ねぇ、蓮くんって時々ものすごく大胆な事するのに、今は顔が真っ赤だね」

私は立ち上がって背伸びをし、少し蓮くんの耳元に近づく。

「この口紅のキャッチフレーズってね・・」

それを聞いた蓮くんの顔が更に真っ赤になった事に私はとても嬉しかった。






―思わず奪いたくなる唇―













いただいてしまいました〜♪
ノエ様のサイトへは、コルダにハマってから毎日のように通ってました
5000HIT記念と聞いて、いただかずにいられますか!!(力説)

クールな顔をして、香穂子に口紅塗っちゃったりちゅ〜したり
そんな、まさしく理想的な事をしてくれる
ラブラブ月森くんが大好きです


でも私、いつもハマるのが遅いんだよなぁ…
コルダやりだしたのがPSP版からだし(遅)


ノエ様、ありがとうございました!



TOP   頂き物部屋へ



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送